「エイジ」重松清
「ナイフ」は、とにかく痛くて辛くて考えさせられる作品でした。
「エイジ」はどうなんだろうか・・・。
『
ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。
その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、
ついに捕まった犯人は、同級生だった―。
その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?…
家族や友だち、好きになった女子への思いに揺られながら成長する少年のリアルな日常。
』
エイジの思考は、かなりの人が(男性なら特に)感情移入できると思います。
私は感情移入しすぎて危険でした・・、ん~電車で読まずに一気読みすればよかったな。
(感情移入しすぎで)なかなか辛かった。
「ナイフ」も「エイジ」も、読んでいると自分のその時期を思い出す。
作品からどんな影響を受けるも自由ですが、私は「記憶を呼び出す鍵」ような効果が
なんか嬉しいやらちょっと寂しいやら、という感じでした。
2冊ありますが、どっちも内容は同じです。どちらを買ってもいいと思います。
なぜ、同じ本が異なる出版社から出ているかと・・、
それは重松さんが
「ナイフ」と隣り合って並んでいる光景が兄弟のようで
それがなによりふさわしいと思ったから。
らしい。
なるほど、なんかわかる気もする。
こんな感じか?
あ、まだ読んでないのが文庫だけでも大量にあるな・・。
それともこんな感じか?
これはなんか、切ない並び・・。
次は、
荻原 浩さんの
「明日の記憶」
です。
今、帯を見て・・・「渡辺謙(俳優)氏絶賛」
・・・・。さいですか。
それはともかく!期待大。
「ナイフ」も「エイジ」も、読んでいると自分のその時期を思い出す。
↑同感!
私も高校の頃を思いながら、読んだもの。
「エイジ」は朝日文庫版で持ってたけど、新潮文庫版が出て買い換えた。
何か本棚に並べるときに、背表紙が揃うって楽しくてね。
宮部みゆきの「理由」もそうだったなぁ。
by ピカチュウ (2005-03-31 20:55)
そうですよねー、いろいろ思い出しますよね。いい思い出も、嫌な思い出も。
背表紙が揃うといえば、文庫で買えるのにわざわざ単行本で買ってしまったり・・とかありますよね。並べたい衝動はなかなか抑えられません。
う、「理由」・・・、半年前から途中で止まってます・・。
by arukakat (2005-04-01 00:48)